診療報酬にかかわる掲示について

●個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書の発行について

当院では、医療の透明化や患者様への情報提供を積極的に推進していく観点から、領収書の発行の際に、個別の診療報酬の算定項目の分かる明細書を無料で発行しております。

また、公費負担医療の受給者で医療費の自己負担のない方についても、明細書を無料で発行しております。

なお、明細書には使用した薬剤の名前や行われた検査の名称が記載されるものですので、その点、ご理解いただき、ご家族の方が代理で会計を行う場合のその代理の方への発行も含めて、自己負担のある方で明細書の発行を希望されない方は、会計窓口にてその旨を申し出ください。

 

●入院時食事療法(Ⅰ)に関する事項

当院は、入院時食事療法(Ⅰ)の届出を行っており、管理栄養士または栄養士によって管理された食事を適時(朝食午前8時、昼食午後0時、夕食午後6時)・適温で提供させて頂いております。

 

●機能強化加算について

当院では地域におけるかかりつけ医機能として、下記の内容に対応しています。

・患者様が受診している他の医療機関及び処方されている医薬品を把握し必要な服薬管理

・専門医師又は専門医療機関への紹介

・健康診断の結果等の健康管理に係る相談

・保健、福祉サービスに係る相談

・診療時間外を含む、緊急時の対応に係る情報の提供

 

●医療DX推進体制整備加算について

当院では、令和6年6月の診療報酬改定に伴う、医療DX推進体制整備について以下の通り対応いたします。

医療DX推進体制整備加算(初診時に月1回に限り8点算定)

・オンライン請求を行っています。

・オンライン資格確認を行う体制を有しています。

・医師が、オンライン資格確認を利用して取得した診療情報を、診療を行う診療室又は処置室において、閲覧又は活用できる体制を有しています。

・電子処方箋を発行する体制は、電子カルテメーカーと協議中です。

・電子カルテ情報共有サービスを活用できる体制は、電子カルテメーカーと協議中です。

・マイナンバーカードの健康保険証利用の使用に関して、一定程度の実績を有しています。

・医療DX推進の体制に関する事項及び、質の高い診療を実施する為の充分な情報を取得・活用して診療を行うことについて、院内の見やすい場所及びホームページに掲示しております。

 

●院内トリアージについて

当院では、時間外(夜間・休日または深夜)に受診された患者様に対して、来院後速やかに、看護師または医師が緊急度を判定(院内トリアージ)し、緊急度が高い場合は優先的に診察する体制をとっております。(重症の方は、すでにお待ちの患者様より先に診察を受けることができます。)

このように、時間外での診察時には、受付した順番に診察を受けていただけるとは限りません。緊急度が低い場合は、早く受付されていても、待ち時間が長くなる事があります。また、トリアージは一定時間後に再度行いますので、待ち時間中に状態が変化すれば優先されることがあります。

当院では、時間外の初診患者様に対して、この取組への評価として厚生労働省が定めた「院内トリアージ実施料」を算定しております。この料金は、緊急度が高いため優先的に診察を受けた患者様だけではなく、結果的にその重症な方に順番を譲る形になり、待ち時間が長くなってしまった方にも適応されますのでご理解いただきますようお願い申し上げます。

 

●情報通信機器を用いた診療について

当院では情報通信機器を用いた診療を行うにつき、以下の体制を整備しております。

1.保険医療機関外で診療を実施する事があらかじめ想定される場合においては、厚生労働省「オンライン診療の適切な実施に関する指針」(以下「オンライン指針」という。)に該当しており、事後的に確認が可能な場所で実施します。

2.対面診療を適切に組み合わせて行うことが求められていることを踏まえて、対面診療を提供できる体制を有しています。

3.患者の状況によって当該保険医療機関において対面診療を提供する事が困難な場合に、ほかの保険医療機関と連携して対応いたします。

4.情報通信機器を用いた診療の初診において向精神薬の処方は行いません。

 

●外来腫瘍化学療法診療科について

外来化学療法を実施する医療機関として、以下の体制を整えています。

1.専任の医師、看護師又は薬剤師を院内に常時1人以上配置し、本診療料を算定している患者様から電話等による緊急の相談等に24時間対応できる連絡体制を整備しています。

2.急変時等の緊急時に当該患者様が入院できる体制を確保しています。

 

●手術(特掲診療料の施設基準に該当する手術)の件数

手術実施件数(令和5年1月~12月までの実績)

区分1に分類される手術 0例

区分2に分類される手術 0例

区分3に分類される手術 0例

区分4に分類される手術 腹腔鏡下手術等 17例

その他の区分 人工関節置換術 20例

 

●病院勤務医の負担軽減及び処遇改善について

病院勤務医の負担軽減及び処遇改善の為、下記の項目について取組を行っています。

・医療従事者間の役割分担推進

・連続当直を行わない勤務体制の実施

・チーム医療の推進

・医師事務作業補助者の配置

・テンプレートの活用

・短時間正規雇用医師の活用(育児介護の為の勤務時間短縮)

 

●看護職員の負担軽減及び処遇改善について

当院では看護職員の負担軽減及び処遇改善の為、下記の項目について取組を行っています。

・電子カルテ、オーダリングシステムによる業務効率化

・看護職員と他職種との業務分担推進

・看護補助者、医師事務作業補助者の配置

・短時間正規雇用の看護職員の活用

・勤務時間短縮、配置部署の配慮

・妊婦や育児介護の為の勤務時間短縮、夜勤免除、配置部署の配慮

・各病棟3名夜勤体制、仮眠2時間の確保